執筆者：整体院千華　院長　岡部泰幸（おかべやすゆき）

中学生とO脚の関係性について

O脚（オーキャク）とは、脚をそろえて立ったときに膝が外側に開き、内くるぶしはくっついているものの、膝がくっつかない状態を指します。特に成長期である中学生の間でO脚が目立つことがあり、その影響や原因、改善方法について詳しく解説します。

中学生におけるO脚の問題点

1. 姿勢や歩き方に影響

O脚の状態では、脚のバランスが崩れ、歩き方が不自然になることがあります。特に長時間の歩行や運動時に疲れやすくなるほか、足元が安定せず、転びやすくなることもあります。

2. 膝や腰への負担増加

O脚のまま成長すると、膝や腰に余計な負担がかかりやすくなります。成長期に無理な負担がかかると、膝関節や股関節に痛みを感じることが増え、将来的には関節症や姿勢の悪化につながる可能性があります。

3. 見た目のコンプレックス

中学生の多くは、見た目を気にする年頃です。O脚が目立つことで、スカートや短パンを履くことに抵抗を感じたり、周囲の目を気にすることがストレスになったりすることもあります。

中学生がO脚になりやすい理由

1. 筋力不足と体の歪み

成長期の中学生は、骨が急速に成長する一方で、筋肉の発達が追いつかないことがあります。特に内もも（内転筋）やお尻の筋肉（臀筋）が弱いと、膝が外に開きやすくなり、O脚になりやすくなります。

2. 座り方や歩き方の癖

中学生の間では、以下のような座り方や歩き方の癖がO脚を悪化させる原因となります。

• 横座り（女の子座り）: 膝を左右に開く座り方は骨盤を歪ませ、O脚を助長します。
• 足を組む習慣: 片足を上にして座ると、骨盤のバランスが崩れ、脚の形に影響します。
• ガニ股歩き: つま先が外側を向いた歩き方は、膝を外に開かせ、O脚の状態を定着させる可能性があります。

3. 運動不足や過度なスポーツ

運動不足は筋力低下を招き、正しい姿勢を保ちにくくなります。一方で、過度なスポーツによる偏った筋肉の発達もO脚の原因になります。例えば、サッカーやバスケットボールなどの激しい動きが多いスポーツでは、特定の筋肉ばかりが発達し、バランスが崩れることがあります。

O脚の改善方法

1. 正しい座り方を意識する

• あぐらをかく: 骨盤を安定させる座り方の一つです。
• 正座をする: 足を揃えて正座することで、膝や足の位置を整えることができます。
• 椅子に座るときは両足を揃える: 片足を組まず、両足をそろえて座るように意識しましょう。

2. O脚改善のためのストレッチやトレーニング

O脚を改善するためには、以下のようなストレッチやトレーニングを日常的に取り入れることが大切です。

• 内ももストレッチ
  1. 床に座り、足の裏を合わせる。
  2. 背筋を伸ばしたまま、膝を床に近づけるように軽く押す。
  3. 15秒キープし、3セット行う。
• スクワット（内転筋を意識）
  1. 足を肩幅に開き、つま先をまっすぐ前に向ける。
  2. 膝を曲げながら、お尻を後ろに突き出すように腰を下ろす。
  3. 太ももが床と平行になる位置でキープし、ゆっくり戻る。
  4. 10回を3セット行う。
• タオルギャザー運動（足裏の強化）
  1. 床にタオルを置き、足の指を使ってたぐり寄せる。
  2. 片足ずつ10回ずつ行う。

3. 正しい歩き方を身につける

• つま先をまっすぐ前に向ける。
• 内ももを意識して、膝が開かないようにする。
• 背筋を伸ばし、猫背にならないようにする。

4. 専門家に相談する

O脚がひどい場合や、痛みを伴う場合は、整体や整形外科での診断を受けることも大切です。専門家の指導のもとでトレーニングを行うことで、より効果的に改善できる可能性があります。

まとめ

中学生のO脚は、姿勢の悪さや筋力の不足、生活習慣の影響が大きく関係しています。成長期に適切なケアを行うことで、O脚の進行を防ぎ、健康的な脚の形を維持することができます。毎日の座り方や歩き方、ストレッチやトレーニングを意識して、バランスの取れた体づくりを目指しましょう。

O脚や膝痛で悩んでいる方は、ぜひ一度整体院 千華にご相談ください。専門の施術とサポートで、あなたの日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

ライン予約

膝の痛みの詳細ページはこちら